20歳のときに知っておきたかったこと
本日は、当事務所のサービスに関連する話からちょっと外れて、お薦めの本を一つ紹介したいと思います。
タイトルは、「20歳のときに知っておきたかったこと」
原書は2009年に発刊され、世界的なベストセラーとなった作品ですが、2020年に増補改訂版が発刊されています。
ビジネスにはお金が必要
大学生の頃、私はバーでアルバイトをしていた時期がありました。
お店に訪れてきた自営業のお客様から、こんな話をされたことがあります。
「俺と君で、どっちが早く100万円を用意できるか競争しよう。たしかに君は頭が良いかもしれないが、俺の方が絶対に早くお金を調達することができるよ。」
「どんな流れで、学生と自営業者がそんな話をすることになったんだよっ!」というツッコミは、この際おいておきますね。
その方はきっと、「ビジネスにはお金が必要で、俺はそれを調達するための人脈や術を持っている」ということを言いたかったのでしょう。
ビジネスには、当たり前の話ですがお金が必要です。
当面の資金繰りを確保するのであれば、銀行から融資を受けることで足りるかもしれません。
ただし、ビジネスを存続させようとすれば、やはり「儲け」なければなりません。
手元の5ドルをできるだけ増やしてください
いま、あなたの手元に5ドルあります。
2時間でできるだけ増やせと言われたら、あなたはどうしますか?
これは、本書の著者がスタンフォード大学で実際に学生に出した課題です。
スタンフォード大学の学生たちは、ありきたりな答えのはるかに上を行く方法を見つけました。
できるだけ多くの価値を生み出すために、課題に真剣に向き合い、常識を疑った結果、豊かな可能性に気づいたのです。
では一体、彼らは何をしたのでしょうか?
気になる方は、ぜひ本書を手に取ってみてくださいね。
世界はチャンスと可能性に溢れている
ビジネスでは、「運」も大事であると言われます。
「運が良かったからたまたま成功したんだ。」
「失敗したのは運が悪かっただけだ。」
・・・本当にそうでしょうか?
本書で印象に残った話をもう一つ。
あなたは、運が良いと思いますか?それとも悪いと思いますか?
運が悪いと答えた方にお聞きします。
それはなぜですか?
本書では、さまざまな事例と考察を加えながら、「運の法則」について説明をしてくれています。
「運とは、本人の行動ではなく、一見偶然によってもたらされた成功や失敗」と思われがちです。
ところが著者は、「幸運とは、小さな選択やささいな行動の積み重ねで、毎日少しずつ向上した結果、長期的に成功する確率が上がったことをいう」と述べています。
本書で一貫して述べられているのは、「世界はチャンスと可能性に溢れている」ということです。
20歳を迎える若者に限らず、あらゆる世代の方に読んでもらいたい一冊です。